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May 26, 2007

清水戦をふりかえる

非常に面白く興味深い試合でした。

試合全般を通じてゲームを支配していた(ように見えた)のは清水です。

ボールポゼッションは僕が見た限りでは6割近くが清水でしょう。

また清水の守備陣はミスらしいミスはほとんどなかった。

だからDFリーダーの高木和道あたりにとっては

不思議な敗戦と思っているかもしれない。

ゲームを簡単に表現するならば

美しいサッカーをやろうとしていた清水が泥臭いゴールで先制し

終始泥臭いサッカーの広島が美しいゴール2点で逆転した

ただ注意していただきたいのは

清水が美しいサッカーを 『やろうとしていた』 けれども

美しいサッカーを 『やっていた』 わけではありません。

兵頭選手がコンディション不良のためいなかったという事情があるにせよ

清水は考えられうる最高のメンバーを揃えて試合に臨もうとしていた。

ここで長谷川監督が中盤から前をどのようなメンバー構成でいくのか?

ここに一番興味があったんです。

今期の清水は補強に大成功したチームと言っても過言ではなく

長谷川監督がもう少し冷徹さを持ち合わせていたら

今の広島じゃまともに勝負にならんのではないか?

とトラマは思っていたのであります。

で、試合開始ギリギリに着いたのでメンバーを試合前に

確認できなかったんですが

実際の試合を見た瞬間に妙に安堵感が生まれました。

「これなら去年のような完敗はない」

と清水の中盤の配列を見て思ったわけですよ。

実は清水の中盤で広島にとって一番怖いのは

藤本やフェルナンジーニョの技巧ではなく

枝村の飛び出しだったと思うのです。

MPV監督が前日練習でもっとも注意していたのではないかと思うのは

中盤の選手の飛び出し、とりわけこの能力に長けてる枝村でしょう。

去年彼に何度もゴールを叩き込まれていますからね。

さらに広島のDFの弱点を考えるならば

サイドに突破力のある選手(この場合ベンチにいた太田が該当)が

出てくるほうが遥かに危険度は高かったはず。

(もっと言えば初めっからチョと西澤の2トップだったら・・・・(汗))

               枝村

                                                

        藤本         高木(or太田)

                                                 

              伊東

こういう形で来られた方が遥かに広島には効き目があったと思うのです。

しかし長谷川監督はそういう選択をしませんでした。

ドリブル突破力に長けたフェルナンジーニョをトップ下に据えます。

フェルナンジーニョは確かにスピードも得点能力もあるし

何よりも本人がトップ下をやりたがっているという事情があるので

長谷川監督の選択もわからんではないのですが

結果的にこの試合に関しては悪手であったと思うのです。

おそらく監督の理想は彼(フェルナンジーニョ)がボールキープで

枝村や藤本、さらには強力な両サイドバックの

攻め上がりの時間を作るという意図があったのだと思うのですが

ボールを持つと無駄にこね回すというガンバ時代から見られる

彼の悪癖のせいで攻撃にスピード感が失われていたように見えました。

なので前半から清水はよくボールを回していたけれども

広島のDF陣は見た目ほど怖さを感じていなかったのでは。

ヤバイと思ったのは戸田のムチャパス(笑)を青山がかっさらわれて

中央をフェルナンジーニョ&岡崎にぶち抜かれたシーンと

盛田か陽介がミスパスして市川にグラウンダーのクロスを入れられ

岡崎がシュートをふかしたシーン。

この二つくらいじゃないですかね。

まあどっちか決められてたら去年のようになっていた可能性も(汗)

後半はさすがに多少は改善してきたのでヤバかったですけど

フェルナンジーニョは相変わらずこね回すので彼がボールを持ったときは

実は一番安心できる時間だったと思われw

                                                             

一方の広島ですがウェズレイがいませんでしたが

実は彼がいない時のほうが

MPV監督の意図するサッカーができるんじゃないか

と密かに期待していたので

これはこれで楽しみだったんです。

代わりに出た平繁は前半は本人は意図していなかったんだろうけど

ウェズレイみたいなことをやろうとして失敗してました

確かに高木和道を中心とする清水のDFがコンパクトかつ屈強な

守りを見せたために彼には困難な状況ではあったでしょう。

が、あまりにも寿人の存在を意識しすぎ!

まあ気持ちはわからんでもないが・・・・

ボールを受けたら寿人の居場所を探すのではなく

自分でどんどん仕掛けて行ってほしかった・・・

しかし後半はスペースができたこともあるのだけど

自分で仕掛けてシュートを狙う姿勢が出てきましたね。

そういうアグレッシブな姿をファンは望んでいるのだよ>龍一

寿人に気兼ねすることなく自分をどんどん出していってほしい。

戸田の同点ゴールを生んだのは結局そのアグレッシブさなんだから。

この試合で勝敗を分けたのは広島の若い選手のアグレッシブさでしょう。

MPV監督はリードするまで試合中は何ら手を打ってません。

だからゲームの流れを引き寄せたのは選手の力です。

決勝ゴールを決めたとはいえ前半からミスが多かった陽介にしても

そして上記の平繁にしてもアグレッシブな姿勢を

後半は終始持ってプレーしてました。

もちろん彼らだけではありません。

チーム全体が『勝利のために頑張ろう』というアグレッシブさを

全面に出していたように思います。

その象徴が森崎浩司でしょう。

水曜日の千葉戦あたりから何かをつかんだようですが

今日の浩司は枝村や藤本から体を張ってボールを強奪するわ

攻撃時ではスルーパスに的確なドリブルでの進出

そして数は少ないけれども積極的にシュートを狙いに行ってた。

個人的には神セーブ連発の下田ともにMONをあげたい選手です。

それと交代で入って相手のクロスボールを跳ね返し続けた

槙野ももっと評価しても良いのでは?

(そういえば彼が出た試合は今期は負けて無いな・・・)

                                                            

それにしても今日の試合で出来が良いとは言い難かった二人の選手が

点を決めるというのは何ともサッカーの面白いところというか。

戸田のゴールは80年代後半にDFなのに得点王争いをしてた

オランダの名選手R・クーマンの地を這うようなミドルを思い出しましたよ。

                                                            

最後に・・・

いつになったら陽介コールを

してあげるんでしょうねぇ

まあ何か考えてるんでしょうけど・・・

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Comments

おばんです。
しかし、浩司の覚醒は本物なんでしょうかね(笑)。
ナビ杯は見てないですけど、今日の浩司は効いてましたし、いい加減尻に火が付いてるんでしょう・・・。こちらが珍しく浩司に点を取らせてやりたいと思うくらいですから^^;;。

Posted by: hbk_boshoot | May 27, 2007 at 12:56 AM

>hbk氏

中断期間でまた元に戻ったりして(苦笑)

Posted by: トラマ | May 27, 2007 at 01:29 AM

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