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November 11, 2006

ウルトラマンメビウス32話について

今回は他のサイトの感想は見ずに率直に見たままの感想を書こうと思います。

帰りマンの『怪獣使いと少年』の続編的な話なのですが

脚本を書かれた朱川さんはこの話に非常にプラス志向な解釈を

されたのだな、と思いました。

30年前の良少年とメイツ星人父との心の交流については

それとなく匂わすシーンはありましたが

明確に示されたわけではありません。

だから園長先生の回想はまったくの朱川さんのオリジナルなわけですが

単に差別とかそういった影の部分だけではなく

ウルトラの永遠のテーマでもある『絆』によって

あのストーリーに今一度光を当ててみよう、という意欲が感じられました。

異なる文化・風習を持つものを互いにリスペクトし

認め合うことの重要さを視聴者に投げかけたもの、と

私は解釈しましたが

もちろん理想論ではあるのかもしれません。

ですが未来を生きる子供たちに異なるものへの敬意と好奇心

そして誠意と愛情を持ってほしい、と大人であるトラマは思います。

今回のメビウスに関してはおそらくいつもの話以上に

賛否両論が沸騰すると思います。

特にGUYSの中で一番宇宙人と接した実績のあるリュウが

いきなり実弾を撃ってしまった行為については

(ある意味彼らしいともいえるのですが)

あまりにも軽率な行動であったことは否めません。

あの園長先生の言葉はビオだけでなく

リュウにとっても救いであったわけです。

私自身は重いテーマになりがちなあの問題作に対して

決して逃げることなく正面からぶつかっていき

さらには作中において希望も未来もちゃんと示してくれた

監督・脚本の意欲と勇気に敬意を表したいと思います。

なかなか現実の世界では園長先生の教えを実現するのは

容易なことではないのでしょうけれども

今回のメビウスを見て一人でも感銘を受けた子供が

出てきてくれることを願ってやみません

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Comments

実質的な主人公はビオ、重要な役柄を担ったのが園長。
影が薄いようでいて実は大事な発言をしているのが
サコミズ隊長でしたね。
今回のメビウスもさりげなく一人ひとりのキャラが
立っていて良かったと思います

Posted by: トラマ | November 11, 2006 at 11:20 PM

真正面から問題作に立ち向かい、未来を提示するスタッフに僕も尊敬です。考え方が甘いのかもしれませんが、僕はどこまでも未来を展望した作品がやっぱり好きです。それこそ、人間を信じたいんですよね。

Posted by: てれすどん2号 | November 12, 2006 at 01:19 AM

おはようございます。 こんな作品もウルトラならではですよね(喜) ウルトラだったから見れたかもしれません。 リュウ君にとっても成長したかもしれない今回。 メイツ星人が残した遺産とはほんとに大きなものだと改めて感じました。

未来の子供達に託してみたい気持ちになりますよね。

Posted by: タイガー | November 12, 2006 at 07:28 AM

>てれすどんさん

旧作のファンからのお叱り覚悟で作った話だと思います。
ネクサス・マックスとやってきた蓄積があるからこそ
ああいう話に仕上げることができたんだと思います。

>タイガーさん

そうですね、ウルトラでしかできないでしょう。
平成ライダーだと暗いまま終わっちゃいそうだしw
朱川さんの着目点の素晴しさに改めて感じ入った次第です。
父メイツ星人が地球での暮らしが本当に彼にとって
不幸なことであったことなのか?
良少年との関係に今一度光を当ててこそ生まれた話ですね。

Posted by: トラマ | November 12, 2006 at 12:50 PM

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