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October 04, 2005

海と陸と

網野善彦氏の著書を読んでみると

我々が想像していた以上に中世の人と物の流れの盛んであった

ことがわかります。

とりわけ移動手段で重要視されていたのが舟です。

道路が整備されまくった現在ではほとんどの河川に立派な橋が

作られてますけど近代以前は渡し船が主流ですね。

私の住む広島市にしても川に囲まれた街ですから

もちろん山陽道などの主要道路には橋はかかっていたようですが

車社会となる前まではやはり舟が主流でした。

何年か前に読んだ日経ビジネスでは関東大震災後の東京の復興案として

ヴェニスのような水郷都市にする、という案もあったとか。

今現在の東京の真夏の気温は猛烈なものがありますね。

特にビジネス街などはハンパじゃなかったです(汗)

そう考えるともし東京が水郷都市となっていたら

今よりもいくらか気温も低くなっていたかもしれませんね。

                                                             

さて船の利用というとどうしても切り離せないのが海賊。

海賊といっても悪いことをするわけではありませんよ(笑)

水先案内や荷物の運送、さらに護衛なども担っていました。

戦国時代にはいかほど海賊衆がいたんでしょうか?

思いつく限りを並べてみると

                                                            

若林水軍(大友氏)、松浦水軍(松浦氏)、村上水軍、毛利水軍衆(小早川も含む)

隠岐海賊衆、淡輪水軍、雑賀水軍、堅田水軍、伊勢水軍衆(九鬼も含めて)

今川水軍(のちの武田水軍)、北条水軍、里見水軍、安東水軍、南部海賊衆

                                                             

とりあえず私の思いつく限りの水軍ですけど

海に面した領国を持つ大名はほとんどが水軍衆と何らかの関係が

あったと考えるべきです。

上には書きませんでしたが本願寺や越後上杉氏なども

相当の規模の水軍を抱えていたことは間違いないようです。

でなければ石山本願寺は織田信長とあれほど長期間まで

戦争を続けることは不可能だったはずだし

上杉家にしても重臣の直江氏の苗字が地名で残っている(直江津)ところから

傘下に水軍衆を抱えていた可能性がかなり高いです。

ちなみに直江氏は家来なのに会津時代は30万石もの禄高だった

などという説があるくらい上杉家中では飛び抜けた存在です。

越後にいた時代から他の重臣や豪族で1万石を越える禄高を

持っていたのはほとんどいない(信濃の須田氏が1万2千石)なのに

直江兼続が一人だけ5万石以上だったんですから。

この場合の禄高は単に米の生産量だけで換算したものではなく

港湾収入なども当然含まれてます。

それだけの経済力を生み出したのはやはり水軍を握っていたからでしょう。

同じ頃の毛利家において吉川氏よりも小早川氏の存在が重宝されたのも

同じ理由ではないかと思います。

                                                             

そういえば天下を統一した信長や秀吉・家康はみな海に面した国の生まれですね。

関ヶ原や川中島にばかり目を向けるだけでなく

こういった海や川を利用した交流などに着目すると

また違った歴史の楽しみ方ができるかもしれませんね

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Comments

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